再び 大英博物館へ
2007年 12月 13日
最近 天気がいいです。
そうなると 放射冷却で 日中もかなり冷え込みますが
外に出てもNYのすさまじい零下の日々を体験していたため
耐えられる気温。
家の中では お湯の通っているラジエーター完備のお蔭で
あまり寒さを感じません。
さて 今日は またまた大英博物館のお話ですが
1枚目にグロテスク写真があるので
苦手な方は 大急ぎでスキップされた方がいいと思います。
( じゃあ 載せるなって? まあまあ そうおっしゃらず・・・)
一日では 見終わらない大英博物館
入場料無料(本当は 寄付で£3くらい要求される)をいいことに
先日 力尽きて見れなかった2階の展示物を中心に じっくり鑑賞しました。
2階も 1階と同様エジプト メソポタミア ローマ ギリシャが 中心ですが
このフロアーも 丹念に見ていると 時間があっという間に過ぎていきます。
全て紹介できないので 特に ハイライトだけ ご紹介。
2階でも人気が高いのは エジプトのミイラ展示室。
ミイラの製造方法が 微にいり 細にいり解説された脇に
紀元前700年の女性のミイラちゃんが横たわっています。
肌は薬品で黒く変色していますが
髪の毛はもちろん 皮膚の細胞や 爪まで生々しく残っています。
死後 再生するために 内臓や脳みそは予め取り除かれ
別の壷に保管されますが
もしミイラが生き返っても 頭には脳みそが入っていないんだから
これからどうすればいいのか 考え付かなかったら途方にくれるのでは?
などと 余計な心配をしてしまいました。
それから隣の部屋には
さかのぼる事 紀元前3000年前の 男性の自然ミイラ。
特に防腐処理されていないのに 完全な状態で残っておりました。
髪の毛は 金髪に近い茶色
顔をわずかに横に向け うつぶせ状態で
体と足が折り曲げられ
背中が 大きく湾曲しているので 窮屈で痛そう。
死体に痛そうという表現も変ですが それ程 生々しく
感じられるミイラなのです。
ところ変わって 紀元前のメソポタミア室。
UR(ウル)という地で栄えた文化の水準の高さには 舌を巻きます。
特に紀元前2600年の “やぶの雄羊”は 金の木に前足を預ける
ラピスラズリ(多分)を埋め込まれた羊の像が 美しいです。
この当時に すでに完成された文明が存在していた
途方もないスケールに 圧倒されます。 いや 人間ってすごい!
そして2階で 一番楽しみにしていたのは
ローマの紀元前/後 1世紀のポートランドの壷。
黒地のガラスの上に乳白色のガラスを重ねて 同時に宙吹きしたガラスを
白いガラスの表面に 凹凸をつけて 絶妙に立体感を出し
カメオとして浮き彫らせた技術の高さは
約二千年の時を経ているとは思えません。
ガラスなので 破損していますが(修復済み)
表面は劣化せず 新品のような美しさ。
それだけ大切に使用されていたのでしょう。
この壷をもとに ウエッジウッドのジャスパー・シリーズが作られたそう。
ああ ジャスパー欲しくなっちゃったな・・・
でも ここは英国。 日本で買ったほうが 絶対安い筈。
同じく 紀元前/後 1世紀の大理石の像
鰐の上に乗る アフリカ人曲芸士
昔の芸人は 命を張っております。
博物館に行くたびに こればっかりは適わないなあ・・・と思ってしまう。
2階エリアだけで たっぷり時間を費やしましたが
これ以外にも東洋美術 南米美術のエリアは 見残してしまったので
それはまた 後日のお楽しみということで 家路に着きました。
そうなると 放射冷却で 日中もかなり冷え込みますが
外に出てもNYのすさまじい零下の日々を体験していたため
耐えられる気温。
家の中では お湯の通っているラジエーター完備のお蔭で
あまり寒さを感じません。
さて 今日は またまた大英博物館のお話ですが
1枚目にグロテスク写真があるので
苦手な方は 大急ぎでスキップされた方がいいと思います。
( じゃあ 載せるなって? まあまあ そうおっしゃらず・・・)
一日では 見終わらない大英博物館
入場料無料(本当は 寄付で£3くらい要求される)をいいことに
先日 力尽きて見れなかった2階の展示物を中心に じっくり鑑賞しました。
2階も 1階と同様エジプト メソポタミア ローマ ギリシャが 中心ですが
このフロアーも 丹念に見ていると 時間があっという間に過ぎていきます。
全て紹介できないので 特に ハイライトだけ ご紹介。
2階でも人気が高いのは エジプトのミイラ展示室。
ミイラの製造方法が 微にいり 細にいり解説された脇に
紀元前700年の女性のミイラちゃんが横たわっています。
肌は薬品で黒く変色していますが
髪の毛はもちろん 皮膚の細胞や 爪まで生々しく残っています。
死後 再生するために 内臓や脳みそは予め取り除かれ
別の壷に保管されますが
もしミイラが生き返っても 頭には脳みそが入っていないんだから
これからどうすればいいのか 考え付かなかったら途方にくれるのでは?
などと 余計な心配をしてしまいました。
それから隣の部屋には
さかのぼる事 紀元前3000年前の 男性の自然ミイラ。
特に防腐処理されていないのに 完全な状態で残っておりました。
髪の毛は 金髪に近い茶色
顔をわずかに横に向け うつぶせ状態で
体と足が折り曲げられ
背中が 大きく湾曲しているので 窮屈で痛そう。
死体に痛そうという表現も変ですが それ程 生々しく
感じられるミイラなのです。
ところ変わって 紀元前のメソポタミア室。
UR(ウル)という地で栄えた文化の水準の高さには 舌を巻きます。
特に紀元前2600年の “やぶの雄羊”は 金の木に前足を預ける
ラピスラズリ(多分)を埋め込まれた羊の像が 美しいです。
この当時に すでに完成された文明が存在していた
途方もないスケールに 圧倒されます。 いや 人間ってすごい!
そして2階で 一番楽しみにしていたのは
ローマの紀元前/後 1世紀のポートランドの壷。
黒地のガラスの上に乳白色のガラスを重ねて 同時に宙吹きしたガラスを
白いガラスの表面に 凹凸をつけて 絶妙に立体感を出し
カメオとして浮き彫らせた技術の高さは
約二千年の時を経ているとは思えません。
ガラスなので 破損していますが(修復済み)
表面は劣化せず 新品のような美しさ。
それだけ大切に使用されていたのでしょう。
この壷をもとに ウエッジウッドのジャスパー・シリーズが作られたそう。
ああ ジャスパー欲しくなっちゃったな・・・
でも ここは英国。 日本で買ったほうが 絶対安い筈。
同じく 紀元前/後 1世紀の大理石の像
鰐の上に乗る アフリカ人曲芸士
昔の芸人は 命を張っております。
博物館に行くたびに こればっかりは適わないなあ・・・と思ってしまう。
2階エリアだけで たっぷり時間を費やしましたが
これ以外にも東洋美術 南米美術のエリアは 見残してしまったので
それはまた 後日のお楽しみということで 家路に着きました。
by ruchikald
| 2007-12-13 19:01
| Art