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2009年9月 日本に帰って来たruchika  3年半ぶりの日本に戸惑いながら しばらく英国の記事をアップしていきます。


by ruchikald

あなたの命は私達が守る~ 後篇

はい 今日は熱く語らせていただきます。

そういうの面倒くさいとお思いの方も

ちょっと 長いけど ぜひ読んで頂きたいのです。

ペットについて 語りますが

結局 命って何?という シンプルな問いが

いつも私の根底にあるの。

それを突きつめようとすると 途方もないけど

考えることを 諦めてはいけない 思うんです。


 

自分はペットショプで犬を買ったくせに 

命を売買することに 違和感を感じていました。

でも 飼いきれないペットを捨てるという現実は知っていても

その実態はよく知らない。

自分のペットさえ 可愛がっていれば良い

捨てられる命まで 考える必要はないし 他人事と思っていたんです。

真実を知る勇気がなかったのですね。

でも 思い切って 見に行って 本当に良かった。

ペットを飼い続ける覚悟を突きつけられた そんな映画です。

関東ならば 渋谷のユーロスペースで上映中

その他の地域でも 公開中です。


映画「犬と猫と人間と」 オフィシャルサイト

あのね

ユーロスペースのあるエリア

028.gif昔と場所が 変わっちゃってて

ちょっと 怪しいの。 

周囲に ラ053.gifホテ053.gifが乱立してて

で あんまり すごくて クラクラして

左右を見れなくて

”おひとり様 ですので 私 そういう用件で歩いているわけじゃないんです”と

思いながら歩いていました。

前のおじさんと 微妙な距離になりそうで

”違うの~ 映画館にいきたいだけなのにぃぃ 誤解しないで”と

心の中で言い訳しながら

そのまま 劇場前を通り過ぎて 

見失っちゃったわけです ハイ

もう一回 もどって通りの入口にあるショップに 場所を確認して

やっとたどり着けました。

いやー 冷や汗かきましたよ

あほでしょー






4年間の歳月をかけてつくられた ドキュメンタリー

スポンサーになった老女は  直接 この監督に連絡をして

ペットが捨てられる現状を少しでも分かってほしいと コンタクトを取ってきて

資金提供を申し出ました。

でも とまどう監督 

”自分でいいんですかねえ”と 頼りない様子。

結局 スポンサーの女性は 完成を待たずに

この世を去ってしまうのですが・・・・





監督自ら 白紙の状態から 手探りで始めていき

あまりウェットにならず むしろ淡々と 時にはユーモアを交えつつ

映画は進んでいきます。

でも 映し出されるのは 眼を背けたくなるような残酷な現実ばかり。

優しく ほっておけない一部の人や団体が受け皿となって 

心血を注いで 捨てられた仔達の面倒をみると

その情につけこんで ペットを捨てる人が後を絶たない。

本当に 悪循環です。

自分を癒してほしいから 可愛いから 流行っているからという理由だけで

簡単に手に入れる。

でも ペットはおもちゃじゃない

命をもった生き物です。

野性をむき出して 反抗したり 発情すると

コントロールできない恐怖と煩わしさから 捨ててしまう。

ゴミじゃないのに どうしてあんなに簡単に捨てられるんだろうか?

そんな単純な疑問が ずっと頭から 離れない。







日本との比較で イギリスのペット事情も紹介されていました。

確かに 私の印象でも

ペットと人間の序列がきちんとして

非常にしつけも行き届いていましたが

飼い主も 厳しく選別されているのが現実です。

ある人が ペットシェルターにペットを飼いたいと

申し出をしたときに 団体のスタッフと面接があり

家庭環境 収入 飼い主本人の自覚などを審査された後

買う資格なしと判断されたそうです。

このように まず飼う前の段階から 

シビアに選定されていて

飼うならば 徹底的に 飼い主もペットもしつけられます。
(うちは飼い主もペットも全然 落第生で駄目でしたけど・・・・)

その代り 公共の場でもリードなし

公園でものびのびと走り回って 楽しそうにしている犬達の姿を

みかけると ペット天国なのかなあと思います。

でもね 無駄な延命治療を一切せず 

最期は飼い主の判断で

安楽死させる現実に 私は耐えられません。

ですから なるべく 元気なうちに日本に連れて帰りたいと思ったのです。




話は 横道に逸れてしまいましたが

映画を見て 

捨てられるペットの問題を通して

命を守るという根源に立ち返ります。

ペットという言葉を

親、 夫妻、 子供 友人に置き換えてみましょうか?

自分を取り巻く人間関係を粗末にあつかう人は

いずれ 自分の命も

粗末に扱ったり 扱われたりするのではないでしょうか?

もちろん 自分もそう

面倒臭くなって ぞんざいになってしまう。

自分への反省をこめて ね。 


最近の日本 みんなが思うほど ひどい国じゃない。

むしろ 嫌なこと 汚いこと 不誠実なことが 表面に出て

みんなで考えようという土壌ができています。

でも もっと もっと 自分の頭で

判断できるように なればいいと思います。

もし この映画にご興味があって 実際に足を運ばれ

感じるものがあったとき

御自分の考えを 他の方にも伝えていただきたいです。

日本は 常識がちゃんとまかり通っている国

小さな意識が 悲惨な現実を変えるという可能性を信じ

あえてこの記事を書いた次第です。




最後に一つだけ腑に落ちない点も書いておきます。

どうして ペット産業の本質に踏み込めないのか?という

不満も感じました。

ペットを流行としてとらえ

安易に 商品として売る現実が大きな問題を生んでいると

思うのです。

ですから その問題の発端も是非 描いて欲しかった。
by ruchikald | 2009-10-30 21:41 | ペット