イギリス 貴族の館

    長かった冬 家の中に閉じこもっていた人たちは 

春の訪れとともに 活動的になってきます。

そして 5月、 6月はイギリスの国花である薔薇が美しく咲き誇る季節になると

さらに積極的に 国内旅行に出かけます。

私たちも その例にもれず

寸暇を惜しんで 郊外を訪れ

イギリスの国内の良いところを御紹介したいと思います。

といいますのも ロンドンから少し足を伸ばせば 

今でも貴族の館が点在しており

一般に公開されています。

これは本物のセレブの生活を垣間見る 絶好のチャンス!






ロンドン 北の郊外には エリザベス1世にゆかりが深い

ハットフィールド ハウス ( Hatfield House )があります。

ソールズベリー公爵夫人が

屋敷に残された文献をもとに  17世紀のイングリッシュ ガーデンを再現されたそう。

素朴な景観のお庭は 多くの観光客をひきつけています。


オールド パレス・・・ エリザベス1世が幼少のころ
生活していた場所
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クラシカルな薔薇
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奥ゆかしい雰囲気の古色蒼然とした 貴族のお屋敷

とても落ち着いた気分で拝観する事ができました。






ところ変わって 

ベッドフォード伯爵の館 ウバーン アビー( Woburn Abbey)は

12世紀にさかのぼります。

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このお城は 広大な敷地に 放し飼いにされた鹿が ゆうゆうと草をはむ

日本人には信じられないスケール。

それぞれの部屋は 素晴らしく豪華でいながら シック。

驚くべきことに 代々の王や女王が宿泊する専用の間まで

あるのですよ!

そして家宝も想像を絶するものばかりで

ベラスケスや バン ダイクの肉筆油絵

24枚のカナレットのベネチアの風景画

中国や日本から輸入された陶磁器

華麗なマイセンやセーブル 

金 銀製の食器は ただ溜息がでるばかり。


 異色なのは戦争当時は 屋敷の一角を

負傷兵を収容する施設として開放していたこと。

The flying duchess(空飛ぶ公爵夫人)と呼ばれていた11代公爵夫人は

自ら 看護婦として患者の治療に当たっていたそうです。

非常に機知にとんだ女性だったようで 自分で飛行機を

操縦していたので  ユニークなあだ名がついたようです。

貴族といえども 社会的な貢献を忘れないという美談だと思いました。

そして脈々と続いた家系と 栄華をしのばせる館を維持するために

貴族といえども あぐらをかいているわけにはいません。

しっかりビジネスにも力をいれなければ やっていけませんからね。

こちらのカフェテリアでは £10とお手頃価格で

アフタヌーンティを楽しむことができます。

案内によると 1843年 イギリスで初めて

この館でアフタヌーン ティをたしなむようになり

みるみる広がっていったそうです。

私たちは閉館 間近だったので注文できませんでしたが

もし 機会がありましたら ぜひ試してみてください。
by ruchikald | 2009-06-11 04:28 |