2009年9月 日本に帰って来たruchika  3年半ぶりの日本に戸惑いながら しばらく英国の記事をアップしていきます。


by ruchikald
     ロンドンの南東部に位置するグリニッジは 

いわずとしれた世界標準時間の拠点

1997年 世界遺産にも登録されています。

なぜ ここに天文台が置かれ 経度0の子午線があるのか

実際に出かけてみてわかりました。

大英帝国が世界の覇者として君臨していた時

テムズ河沿いにある グリニッジ・ピアから

帆船が海にむけて出港していたのです。

いわば この土地が世界への航海の起点だったのです。

”ここが緯度と経度の始まりである”・・・・と宣言しちゃったところが

大英帝国の過去の威光なんですが

根拠なく宣言するすごさに 圧倒されてしまいまう。



旧天文台は グリニッジ パークの中にあります。

イギリスには珍しく小高い丘があり

周囲を見晴らすには絶好の地理条件。
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丘を上りきった 観測台からの見晴らしが良いです。

向かいに見える高層ビル群は DOCKLANDS(ドックランズ)

再開発で建てられた風景は イギリスっぽくないけど

結構 かっこいいなーと思いました。
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旧天文台の時計
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レーザーの光が 正確な子午線を示しています。
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観光客は 子午線をまたいで 写真を撮りまくってました。

緯度と経度の境界を越えるって

本当に世界は丸いのねーなんて 単純に感動です。

なにやら ものものしい装置も展示されておりまして

西洋と東洋のはざまに 自分は立っているのねと

観光客みんな 妙にはしゃいでおりました。
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丘の麓にある旧王立海軍学校はクリストファー・レンの設計

ドームを抱く 左右対称の構造が美しい
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近くによると 威圧感があります
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ペインティッド ホールの天井が圧巻

見上げなくても良いように 鏡に映る絵をみることができます。
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テムズ河沿いにこんプレートを発見

ヘンリー8世  娘のメアリ女王とエリザベス1世出生の地
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グリニッジってイギリスの変革に大変 意味のある土地なんだなあ・・・・

エリザベス1世の時代 当時世界を席巻していたスペインに

小国だったイギリスが戦いを挑んて 無敵艦隊を打破したんだもんね。





残念ながら カティーサーク号は修復中でみることができなかったけれど

珍しく抜けるような青空の中で 鼻息を荒くしながら

歴史の奔流に思いを馳せた一日でした。
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# by ruchikald | 2009-12-14 14:44 | 歴史

ロンドンの家 大公開

 ロンドンでの生活

家のトラブル続きで ほとほと手を焼いたことや

あまりにひどい 公共サービスのお粗末さも 今となっては 笑い話。
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可愛いお客様も時々遊びにきました。
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とはいえ 1度目の家で さんざんトラブルが起こったとき

当時は笑えないこともありました。

一番 ひどかったのは

気温が0度以下まで下がった 11月のある日

ボイラーが突然 故障して 家の中のセントラルヒーティングが

作動しなくなったことでしょうか?

これがヒーター  中の配管にお湯が循環して部屋を温めます。
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問題のボイラー     このヒトには泣かされました
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家には小さな電気ストーブが一つあるだけ

運悪く ダンさんは出張中で留守だったし

このままでは 凍死してしまうかも・・・・なんて 本気で思いました。

もちろん シャワーだって使えなくって

しばらく 大家さんが持っている別のアパートまで

シャワーを借りに行ったんです( 貰い湯 戦前か?)

わざわざ車に乗ってね。

結局 暖房が完全に復活するまで 

2週間近くかかってしまいましたわ・・・ 


  でも 入居を決める時の記事は こんなに良い印象だったのに・・・
Londonerへの道 : 虎穴に入らずんば 虎子を得ず

イギリスでは 不動産は庶民の投資、

手っ取り早い財テクとして人気があります。

親から独立した若者でも ローンを組みやすいらしく

早くから家を購入し

転売を重ねて 財産を増やすのが一般的。

みなさん 結構カツカツで 不動産をもっているので

経済的に厳しいケースが多く

”イギリスの大家さんはケチ”と 良く聞きます。

トラブルにすぐ対処してくれないという愚痴は日系人の間で

良く聞いたものでした。

おりしも昨年はリーマンショックで イギリスの金融不安は日本の比でなく 

ロンドンの経済界に激震を与え家賃はさがる一方。

ならば もうちょっとマシな所に移ろうかと 探し始めました。






それにしても 1軒目の大家さんが 本当にがめつかったなあ。

IKEAに行った時 家具やカーテンがすべて 店で一番の安物をそろえていたので

苦笑してしまいました。

     ソファーもカーペットもクッションも最安値品(笑)
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他の駐在員のお宅にお邪魔した時も 同じ家具が置いていて

さらに 笑ってしまいましたよ~

うちだけじゃなくて どこの大家も同じだったんですわ。

お庭は 結構可愛かったんだけどね
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そうそう 突風で塀が倒れちゃったなんてこともありましたわ
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自ら 大家さんが塀を直しに来てくれたなぁ。





次に住んだお宅は 家の玄関側 裏庭側両方向から日差しが差し込む明るい家でした。

一件目の家のトラブルで 心がボロボロになって家探しをしているとき

この家に出合い ここだ!と直感しました。

というのも イギリスで太陽の光はなによりも代えがたい。

若いオーナーの男性は日本人並みの几帳面さで

問題解決してくれました。






寒くて暗い冬を過ごすために

イギリスの人たちは家をいかに快適にしつらえるか・・・に

腐心していました。

だから お部屋が自分の好みだととても嬉しくなって

日常も楽しく感じられました。

    フェイクの暖炉 
      これを見たときヨーロッパっぽいわ・・と感激

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大型の食器棚も備え付けられてました。

このおかげで 食器が増えちゃいましたけど・・・
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庭には林檎の木が植えられていました。

7月を過ぎるとロンドンは もう秋の気配。

大きく実った林檎がたわわになっていましたよ。
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窓辺に ハーブの鉢を置いてました
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アンティーク マーケットで買った椅子やサイドテーブル 

籠をちょこっと飾ってみたり・・・・
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でも やっぱり この家でもボイラーの調子が悪くって

お湯がちゃんと出ないこと しょっちゅうでしたよ。

だから 日本で当たり前に お湯の出るのが信じられないぐらい

素晴らしいと思います。

ロンドンでの不自由な生活が 日本の便利な生活を

有り難いと気付かせてくれました。
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# by ruchikald | 2009-12-07 20:33 | 生活
  ロンドン北部 ハムステッド。

さしづめ日本ならば田園調布というべき

高級住宅がならぶ お上品なエリアです。

日本の駐在員でも アッパークラスな方々がお住まいでして

私たちには高嶺の花。

ということで庶民派代表の我が家

ちょっとセレブな雰囲気を手軽に味わうために 散策してみました。

地下鉄ハムステッド駅を降りて イギリスには珍しい急な坂道を

登りきったてっぺん付近にフェントン ハウスという17世紀に

建てられたお屋敷があります。
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元のオーナーは非常に趣味人で

様々な楽器や 華麗な陶磁器のコレクションが整然と

陳列されています。

建物の裏には 適度に野趣を残したイングリッシュ ガーデンが広がり

さりげない上品さを垣間見ることができました。

私達が訪れたのは今年の7月上旬。 お庭の緑がとても美しかったです。
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この一帯 小高い丘をHolly Hillと称し

他にもお屋敷がひろがり 映画”メアリー ポピンズ”の

ロケ地として使われたそうです。





所変わって ハムステッド一帯には

広大なハムステッド・ヒースの公園がひろがり

人々の憩いの場となっています。

この公園の北部にも Kenwood Houseという貴族のお屋敷が一般公開

されています。

ギリシャ風神殿の非常に豪華な建物
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ここは個人の絵画のコレクション

レンブラントやフェルメールなどで 有名。
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そして 貴族の館にはお約束の 自分の祖先の肖像画が

部屋の至る所に飾られて

自分のルーツの由緒正しさをこれでもかというぐらい 見せつけられます。

建物の裏手は 昔の馬小屋を改造したカフェがあり

ちょっとしたお食事をとることができます。
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また 広大な庭の一角には小さな湖 ( 大きな池?)があり

夏場はコンサートが開催され

人々は芝生に座りながら ピクニック気分で音楽を楽しむそうですよ。
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上流階級のお屋敷は色々な所で解放されているので

現代の一般の人たちが 手軽に鑑賞することができます。

贅沢な空間で 自分たちの時間を過ごすことができる

これもイギリスならではの 余暇の楽しみだといえます。






そこから少し離れたところにフロイトが最晩年 

ロンドンに亡命していた邸宅も公開されています。

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建物の壁面にはブループラーク
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第2次世界大戦中 ウィーンに住んでいたフロイトは

ユダヤ人であったためナチに迫害されて

イギリス政府の招聘で ロンドンに移り住みました。

当時のまま 残された室内

特にフロイトの書斎には 膨大な書籍とともに

趣味で集めた世界各地の おびただしい数の民芸品が置かれています。
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それらが芸術的価値のあるものには見えず

どちらかといえば ガラクタっぽく

彼の人間臭さを示しているようで親近感がわきました。

フロイト博物館からちょっと離れた所にある記念像
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尚 イギリスでは冬季 郊外の博物館や貴族のお屋敷は閉鎖されていることが

多いので訪れる場合は 事前に開館しているかお調べになってくださいね。
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# by ruchikald | 2009-12-04 20:30 | 遊び
  かつて テムズ河を渡った下岸は

昔から 活気あふれる庶民の生活が

いきいきと営まれていました。

マーケット、 シェークスピアの劇場、 病院、 教会・・・

胃袋と エンターテイメントと 生と 死が同居する人間臭いエリアは

今 訪れても とても雑多でワクワク。

現在でも 不衛生ながら活気のあったロンドンの名残が残っているので

タイムスリップしたような感覚を覚え 面白いです。





ロンドンブリッジ駅のすぐ近くにある

Borough Market | Home ( バラ マーケット )
Borough・・・・・ NY市の行政区(Queen's boroughとか)は
           発音がボローだったけど 
           同じ行政区という意味でも
           英国だと バラと発音しておりました。
           だから 最初聞いた時  
           お花の薔薇マーケットだと勘違いしていたんです。
           さすが ガーデニング大国なんだなあ なんてね。



開いているのは

金曜日 12:00-18:00

土曜日 9:00-16:00


たまたま 別の用で付近を訪れた6月初旬

人が集まっているので 誘われるようにマーケットの中に・・・
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地域密着型のマーケットでなく

見られることを意識した店舗と いいましょうか・・・

有機野菜やら チーズ 肉や魚の専門店やら

うーん 全てに心惹かれてしまいました。

とってもかっこいいのです。

こんなに 素敵なのに いざ買おうとすると 

ミーハーな癖に小心者な私は腰がひけちゃって。。。。 

試すことができないんですわ。





お魚屋さんだって デコレーション重視
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ロブフターの後ろで 海老の軍団が待機中?
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八百屋さんも かっこいいでしょ?
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手前に白い紙で包まれているのはアスパラガス
旬の食べ物を有り難がらないイギリスに珍しく
初夏のアスパラガスは 人気があります。
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ブロック状の物体はチョコレートなんです。 
かなり心惹かれました
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こちらもチョコレート
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見ているだけで ワクワクしてきますよ~

別の方からの情報によると

マーケット入口すぐのところに売られている乳製品のブースの

ヨーグルトは なかなかイケルらしいです。
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# by ruchikald | 2009-12-01 22:23 | 生活

倫敦漱石記念館

    ロンドンに縁の深い夏目漱石

明治政府の特令で 国費留学生としてロンドンの地を訪れました。

漱石にとって ロンドンは かならずしも快適な地ではなく

短い滞在期間のうちに何度も 下宿先を変えています。

新しい下宿先の募集広告に

” 静かな環境で 文学に理解のある大家を求む”などと

書いているのも興味深いです。

というのも ロンドンにいながらも 大半の時間 自室にこもって

書物と格闘し勉強にあけくれる日々。

英文学を専門としていたのに 当初 

現地では英語が全く通じなくて

プライドを傷つけられた・・・・という苦いエピソードもあり

これが 漱石を猛勉強に追い込んでいたようです。
 
でも時々 気分転換に外出して テムズ河周囲や街中を散策。

そうして書き上げたのは あの倫敦塔です。

以前の私の記事はこちら
Londonerへの道 : 倫敦塔です。
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実際ロンドン塔を訪れると

虚実織り交ぜた文章の巧みさに驚かさるとともに

英国への愛憎入りまざった複雑な気持ちが感じられます。




今年の6月、

1984年 恒松郁生氏という個人の方が

私財を投じて設立された倫敦漱石記念館を

訪れました。

テムズ河を超えた庶民的なエリアでありながら 

記念館のある通り界隈は 現在でも閑静な住宅街。

100年ぐらいでは 街の様子がほとんど変わらないイギリスらしく

漱石滞在中とほぼ同じ街の風景が残っています。 

実際に住んでいたのは 記念館の向かいの建物だそう。
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日本人としては唯一

ブループラーク( 業績を残した人ゆかりの地に設置されるプレート)が
残っています。
建物の中央にある小さな青いプレートが ブループラーク
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記念館の入口
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こちらには漱石に関する資料が多数残されています。

”ビクトリア女王の逝去のパレードの時に 街に見物に出かけたけれど

人垣が高くて 背の低い漱石は行列が見えなかったので 

下宿先の主人に肩車してもらった。”とか

”自分は英語なんて 全然興味なかったのに 

兄に進路を相談したら これからの立身出世には有利だし 

まだ極めている人間も少ないから

と言われ 英語を専攻しただけだ。

それなのに特例で英国で留学しろなんて 

全く心外で迷惑なだけだ”

なんて エピソードも紹介されています。

自分の本意じゃないのに 選抜されて イギリスに来たけど

思い描いていた生活と違って

困窮甚だしい・・・・なんて本音とカッコつけた姿が

漱石らしいじゃありませんか?


建物の通り沿いに残っている通称 ”ぼっちゃんポスト”は

ヴィクトリア時代から残っている物です。
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ポストの年代は 本体のイニシャルで見分けがつきます
(ヴィクトリア女王=VR)
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ロンドンの中心から 少し離れていますが

漱石の人間臭い一面が垣間見えて

とても親近感を覚えますよ~

倫敦漱石記念館
夏目漱石とロンドン:倫敦漱石記念館ホームページにようこそ!
80B,  The Chase,SW4
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# by ruchikald | 2009-11-29 08:34 | 歴史

ロンドンの下町めぐり

    日付をみたら 今年の4月の下旬に訪れていた

ロンドンの下町エリア、イーストサイド。

当時はあまり感慨もなく 写真をそのままにしていたけど

今 見直すと日常の風景が映し出されて

なかなか 味わいがありますので ご紹介しますね。

BATHANAL GREEN ( ベスナルグリーン )から ふらふらと歩いて 

庶民の台所 BROADWAY MARKETを訪れました。
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こうしてみると 野菜が大きいなあ 
袋にも入ってないし おおざっぱ( 笑 )

なんともワイルド! 氷の上に魚が直に売られてます。
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食料品の店の傍らに 格安の古着も置かれてましたよ。

1枚£2(約300円) やっす~い!!
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大変なにぎわいの様子 伝わりますか?
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私の目的は アンティークや雑貨だったけど めぼしいのは見当たらず。




マーケットを後にして 運河沿いを歩いてみました。

この日は ぽかぽかと春の日差しが暖かな穏やかな日。
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水門が設けられ水位をかえられるようです。
 
男性が腰かけている鉄製の柱が 水位きりかえのレバーのようでした。
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丁度 側の幅すれすれの 船が運航されていて なんとものんびりした風景。
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観光用? 
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さらに てくてくとSHOREDITCH(ショーディッチ)へ
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どんどん 青空が広がってきて とても気持ちいい
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このエリアは 最近ファッショナブルな若い人たちが

移り住んできている・・・と聞いていたので 期待していったのです。

Cokumbia Rd.にて可愛いアンティーク ショップを発見
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でも 日本のように お洒落な店が密集しているわけでなく

ぽつん ぽつんと点在していて 

お目当ての店も 閉まっていたり

あまり商売っ気ないのです。

それがロンドンっぽくて ゆるい感じ

さらに 当てもなくSHOUREDITCH HIGH St.へ

バスを改造したカフェを発見
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調子に乗って歩いていると 通りを一つ隔てると

ガラリと雰囲気が変わり 

アラビック文字の看板や労働者風の人が

路上でうろうろしているエリアに迷い込みそうになりました。

こういう時は 速やかに元の道にもどるべし!

ちょっと危なそうだな・・・・と思ったら

昼とはいえ 油断しない方が良いのです。

考えてみたら かなり長時間歩いていて 

疲れて判断力も鈍ってきたようなので

ちょっとカフェで一息ついて また散策を開始。

WHITECHAPELを通り過ぎ 

見慣れたLIVERPOOL STREETの駅にやっとたどり着いてゴール
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以前 見つけた食材屋さん 店先の籠がお洒落ですね。
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歩き始めて 数時間ほどの街歩きでした~
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# by ruchikald | 2009-11-27 12:18 | 生活

誕生日のアレンジメント

   今日は ダンさんパパのお誕生日でした。




お花屋さんで

大人っぽく 秋らしく

立体感のあるアレンジメントでお願いします

と注文しました。

私たちの住まいから 離れている所に住んでいるので

記念日に傍にいられないのでは 申し訳ないのですが

その分 気持でカバーしたいです。

義母から 送られたアレンジメントの写真を転用しました。
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なかなかシックに仕上がっているではありませんか!

パパ いつまでも ダンディで

元気で いてくださいね。
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# by ruchikald | 2009-11-23 21:38 | Art
ロンドン滞在 最後の3日間

Green ParkとHyde Parkに挟まれた

Mayfairエリアに宿泊していました。

このあたり 1本裏道に入ると

昔の貴族の馬小屋があった地域。

今でも Hay's Mews ( 干し草の厩舎、 馬屋)なる地名が

付いていて

その構造は1階は 厩舎、 2階は人の住まいがそのまま

残っています。

そういう建物が ずらっと並んでいる様子は ちょっと隠れ家風。

ロンドンの中心とは思えない 

秘密が隠されている裏社会的な雰囲気が漂っています。



以前 友人の送別ランチをしたときに

訪れたレストランは 確かこの付近。

でも 場所をよく覚えていなかった

一見さんでは絶対に 入らない・・・というか 

奥に何があるか わからない

鬱蒼と竹藪(!)にかこまれた中庭を進んださきに

小さな入口がある店構え Greenhouse Restaurant in London, Greater London, 27A Hays Mews - Yahoo! Local UK
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名前もうろ覚え 

Green Parkだったか Green restaurantだったか・・・・

Greenがついていたことは 確かなんだけど。

場所も例の隠れ家風のわかりづらい立地のどこかにあるはず・・・

と 相変わらず 自分の記憶も当てにならないし。

でも その時に口にした料理の新しさは 忘れられなかったのです。

フレンチだけど 今まで出会ったことのない

素材の扱いがものすごく凝っている 斬新さ。

いつか もう一度 訪れたいと心にとめつつ

思いを果たせずにいました。







で ロンドン最後の日々

たまたまホテルから犬の散歩をしている途中で

以前 見かけた風景を発見。

もしかしたら このあたりかも 思いながら散策して

お店を再び 見つけた時は とても嬉しかった。

是非 ダンさんにも 味わってもらいたかったので

後から出直すからというレセプションにことわって

予約を入れました。






”本当に ここが レストラン?”

いぶかしい表情で 半信半疑なダンさん。

でも これだけわかりにくい立地なのに 席はほぼ満席です。

コースが予め決められていたので あまり選択はありませんでした。

スナック風のフライと 

とろん とろんのバジル ゼリー

風味が瞬時にお口の中に広がります。 そして すかさず サクサク攻撃
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トマトの冷製スープ  上品な味付けでした。
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私は ロブスターのステーキ
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ホタテの 泡立てソース添え
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魚介が 新鮮を生かして  とっても繊細な味付け。

でも 舌の触感を 試されている料理だなあと思いました。






折角なのでワインも注文しましたが

ワイン リストが 百科事典なみの厚さ

しかも 冷や汗ものの価格帯(笑)だったらしく

ページをめくるダンさんの目が泳いで 顔がみるみる赤くなってるし・・・

ある意味 スリリングな夜でした。






是非 大切な方と 

特別な記念日にお食事をされたいならば

お勧めいたします。

こんな隠れ家風なレストランが あるなんて 

やはりロンドン 侮れませんわ。
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# by ruchikald | 2009-11-14 18:01 | Food
以前 このブログで

余ったチケットを売ります・・・・とご紹介した”お気に召すまま”

Londonerへの道 : シェークスピアの本場 グローブ座で ”お気に召すまま”の舞台を見ませんか?

その後 何人かに お声をかけまして

無事 知り合いにお譲りしました。

私たちは 同じ演目を7月29日に見ており

その様子がとても面白いので ご紹介しますね。





1995年 グローブ座が オリジナル通りに復元されたのは

記憶に新しいと思います。

シェークスピアの時代 既に同じ場所で劇場がつくられていて

庶民の娯楽として 人々に愛されていたまま

再現されたというのは 

とても意味深いものですね。

イギリス人のシェークスピアへの敬意が伝わってきます。

サザーク大聖堂と 堂内のシェークスピアの記念像
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テムズ川沿いに建つ劇場で 夜の帳がおりる頃

大人が楽しむ時間がやってくるという

雰囲気が ますます盛り上がります。

そしてやってきました ブローブ座!
        木造で かやぶき屋根がなんとも古めかしい。
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シェークスピアにゆかりのモチーフをあしらっているのかな?
         門扉のデザインが可愛い
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1階から舞台を見上げてみる
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ちょっと 歌舞伎座のようで 和風な雰囲気

舞台を支える柱と屋根がとてもクラシカル。

屋根つきの桟敷席が 舞台を囲むような構造になっていますが

でも舞台最前列の席は 屋根も椅子もなく立ち見。
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一日にしょっちゅう雨がふるロンドン

もちろん芝居の途中で雨が降り始めても

中断することなく そのまま続行し

当然 屋根のない最前列の観客もずぶぬれのまま

観劇しなければなりません。

この日 今にも泣き出しそうなお天気





この劇場はオリジナルに忠実なので 

座席にクッションもなく

固い木張りの椅子のまま
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長時間の観劇に耐えられるよう

分厚いクッションが貸し出されています。
    写真 左中央の女性が小脇に4つクッションを抱えていますね。
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なかなか面白い経験なので 私たちも早速借りてみましたよ。 




私たちの席は 舞台の左翼 3階の席

身を乗り出さないと 舞台が良く見えません

それでも役者さんの地声はしっかり聞こえます。
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劇中のセリフは 当時そのままでなく

わかりやすいように 現代風に言葉を変えているようです。

でも 舞台を見た別の日本人方のアドバイスによると

言葉を完全に理解できないし

やはり物語がわかっていないと

かなり厳しいという御指摘があったので

日本語訳の本をあらかじめ読んでいきました。

でも 正直言って セリフ全てを

私の英語力で聞きとるのは 無理でした。

本を読んで あらすじがわかっているはずでも

登場人物が多いから 

話が込み入ってくると えーっと今はどんなシーンなんだっけ?と

考えいるうちに話が進んじゃって

わからなくなってきました。

それに日本語訳の本の人物の印象と

実際に演じている人の演技の印象が違っていると

同じ場面でも全く違う舞台になるんですねー

でも演じる人みなさん 体がよく動く 動く。

体を自由自在に使いながら

コミカルに演じて ドタバタ大騒ぎ。

言葉がわかっている観客は もうやんやと盛り上がっていました・・・

何に受けているのかわからない私は

楽しい雰囲気は伝わってくるのですが

なんだか ちょっと置いてけぼり。

それがちょっと 寂しかったですが・・・





まるでブログのネタを提供してくれるかのように

舞台の途中で雨が降り始めました。

わー 屋根のない1階の人たちは

お気の毒だなあと 心配していたら

彼らは 心得たもので ちゃんと雨合羽を着こんでいました。

雨が降ろうがお構いなしに

本当にみんなお芝居を楽しんでいるんですね。

シェークスピアの時代の雰囲気が伝わってくるような

イギリスならではの 貴重な体験ができました。
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# by ruchikald | 2009-11-14 17:19 | 遊び

日々に彩りを

今日は 大雨が降っていますが

やはり日本は温暖化がすすんでいるのか

年々暖かくなっているような・・・





秋のある日

美しいものや芸術に触れて

心の栄養補給をしてきました。



結婚式場の目黒雅叙園で 華道家の假屋崎省吾氏の

"KISEKI~キセキ~”に行ってきました。


初めて目にした作品は 植物を用いた造形アートと言った方が

ふさわしい大がかりなものばかり。

入口の作品 (会場内は撮影禁止でした)
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展示されている会場は 目黒雅叙園内の

東京都指定有形文化財の木造建築 ”百階段”。

昭和の大恐慌のさなかに 贅の限りを尽くし

当時最高の建材、 職人の技の総結集といえる

贅沢な空間です。

99段の階段で結ばれた各部屋は

日本画家の鏑木清方などが意匠を凝らしています。

現在ではこれだけの建物をつくるのは 到底無理でしょうね。

江戸川 乱歩的な非日常の世界に

様々な素材を駆使した作品が彩りを添えてます。





肝心の假屋崎氏の作品の方も

百階段に負けず劣らず絢爛たるもの。

無骨な流木を背景に からまる蔓や あでやかな花・・・・

それぞれの素材が 芸達者な役者のように

絶妙な調和を醸し出しています。

いけばなの作品展というより 

まるで重厚な舞台装置の中で繰り広げられる演劇。

美しくお花を活けるだけでない 

ダイナミックな世界の広がりを感じます。




目黒雅叙園・・・園内は現代の竜宮城のよう

キッチュで不思議な空間
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螺鈿でできたエレベーター
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漆食に色付けした壁絵
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お弟子さんの作品も会場外で展示されていました。
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それから ダンさんと待ち合わせして

東京オペラシティコンサートホールにて

大野和士 指揮

フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団のコンサートへ。

曲目は ショーソン:交響曲変ロ長調 No.20

     ドビッシー:牧神の午後への前奏曲

     サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 No.78
     (オルガンつき)

現在 世界で大活躍中の大野氏

日本凱旋公演にふさわしい堂々たる指揮ぶりでした。

拝見する度に スケールが大きくなられて

まさに脂がのりにのっているご様子。

フランス的な繊細さを持ちつつ

大胆な表現と色彩が溢れる演奏に酔いしれた夜。







それぞれの彩りが 自分の日常に反映されたらいいなあと

思った一日でした。
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# by ruchikald | 2009-11-11 10:24 | 遊び