2009年9月 日本に帰って来たruchika  3年半ぶりの日本に戸惑いながら しばらく英国の記事をアップしていきます。


by ruchikald

カテゴリ:旅( 9 )

ウォーリック城

 イギリスは ロンドンの郊外が面白い!

車で1時間も走れば 貴族のマナーハウスや 昔の面影を残した可愛らしい村

訪れることができます。

普段は まったくもってイライラする日常生活の不便さも

どこかに吹っ飛んでしまうぐらい 魅力に溢れているんですよね。

便利で簡単 だけど薄っぺらい文化になれている私としては

悔しいけど ちょび~っとずつ イギリスが好きになっていきます。

まあ また日常に戻れば 呆れることだらけなんですがね・・・

これから 今までに訪れたイギリスの田舎を

ご紹介していきたいと思います。




2月の中旬に

シェークスピアゆかりのストラットフォード アポン エイヴォンと

オックスフォードを訪ねました。

ロンドンから A40(高速道路)でオックスフォードに向かう途中

エイヴォン川沿いの立つウォーリック城へ 寄り道。

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ウォーリック城の起源は 914年に アルフレッド大王の娘エセルフリーダが 

デーン人の侵略を防ぐために造られた要塞で

その後 増改築が繰り返されて 堅牢な外観のお城が築き上げられました。
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14世紀以降 代々のウォーリック伯爵が城を引き継いでいきましたが

現在はマダム タッソーの蝋人形館でおなじみのタッソーグループが経営しています。
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狭い階段を上ると 石を高く積み上げた塔に上がれ

高いところから 地形を望むことができます。

エイヴォン河の蛇行している部分を 自然の要塞とし

小高くなった丘をうまく利用し 敵の攻撃をいち早く察知していたのでしょう。
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中世そのままの風景
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お約束の地下牢もあり
捕虜を釣り上げて 朽落ちるまで放っておいたという拷問器具
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タッソーグループが作った蝋人形で 

15世紀の ウォーリック伯爵と 戦いに備える人々の姿

また

デイジーという愛称のウォーリック伯爵夫人の

週末のパーティーに訪れた19世紀末の貴族の様子など

ウォーリック城の時代の変遷を垣間見ることができます。

( これは ちょっと俗っぽいけど 結構よくできてますわ

  若き日のチャーチルも城を訪れていたそう )



それにしても 貴族って 現在何人ぐらいるんでしょうか?

英国経済の見えない資産の大部分をこの層が握っているんでしょうかね?

いやいや 実はどこも懐事情はかなり厳しくって

このお城のように エンターテイメント会社に売却したいたいんでしょうが・・・・

う~ん 知りたい

なにせ 身近にそういうやんごとない方がおりませんので

想像の範疇を出ることができませんわ。



グレイトホール
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WARWICK CASTLE
WARWICK CV34 4QU
(0870) 442-2000

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by ruchikald | 2009-06-29 20:21 |

イギリス 貴族の館

    長かった冬 家の中に閉じこもっていた人たちは 

春の訪れとともに 活動的になってきます。

そして 5月、 6月はイギリスの国花である薔薇が美しく咲き誇る季節になると

さらに積極的に 国内旅行に出かけます。

私たちも その例にもれず

寸暇を惜しんで 郊外を訪れ

イギリスの国内の良いところを御紹介したいと思います。

といいますのも ロンドンから少し足を伸ばせば 

今でも貴族の館が点在しており

一般に公開されています。

これは本物のセレブの生活を垣間見る 絶好のチャンス!






ロンドン 北の郊外には エリザベス1世にゆかりが深い

ハットフィールド ハウス ( Hatfield House )があります。

ソールズベリー公爵夫人が

屋敷に残された文献をもとに  17世紀のイングリッシュ ガーデンを再現されたそう。

素朴な景観のお庭は 多くの観光客をひきつけています。


オールド パレス・・・ エリザベス1世が幼少のころ
生活していた場所
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クラシカルな薔薇
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奥ゆかしい雰囲気の古色蒼然とした 貴族のお屋敷

とても落ち着いた気分で拝観する事ができました。






ところ変わって 

ベッドフォード伯爵の館 ウバーン アビー( Woburn Abbey)は

12世紀にさかのぼります。

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このお城は 広大な敷地に 放し飼いにされた鹿が ゆうゆうと草をはむ

日本人には信じられないスケール。

それぞれの部屋は 素晴らしく豪華でいながら シック。

驚くべきことに 代々の王や女王が宿泊する専用の間まで

あるのですよ!

そして家宝も想像を絶するものばかりで

ベラスケスや バン ダイクの肉筆油絵

24枚のカナレットのベネチアの風景画

中国や日本から輸入された陶磁器

華麗なマイセンやセーブル 

金 銀製の食器は ただ溜息がでるばかり。


 異色なのは戦争当時は 屋敷の一角を

負傷兵を収容する施設として開放していたこと。

The flying duchess(空飛ぶ公爵夫人)と呼ばれていた11代公爵夫人は

自ら 看護婦として患者の治療に当たっていたそうです。

非常に機知にとんだ女性だったようで 自分で飛行機を

操縦していたので  ユニークなあだ名がついたようです。

貴族といえども 社会的な貢献を忘れないという美談だと思いました。

そして脈々と続いた家系と 栄華をしのばせる館を維持するために

貴族といえども あぐらをかいているわけにはいません。

しっかりビジネスにも力をいれなければ やっていけませんからね。

こちらのカフェテリアでは £10とお手頃価格で

アフタヌーンティを楽しむことができます。

案内によると 1843年 イギリスで初めて

この館でアフタヌーン ティをたしなむようになり

みるみる広がっていったそうです。

私たちは閉館 間近だったので注文できませんでしたが

もし 機会がありましたら ぜひ試してみてください。
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by ruchikald | 2009-06-11 04:28 |

ミラノ帰り

 ロシアのレポートもままならないのに

5月2日~3日 太陽を求めてミラノにダンさんと行ってきました。

ミラノ ”ドウォーモ”
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光り輝く空 澄み切った空気 何もかも ロンドンと違います。

今回の旅の目的は ダヴィンチの”最後の晩餐”と

指揮者 ロリン・マゼール作曲のオペラ ”1984”を聞くことでした。

ロシアの報告も兼ねて

      詳細は 待て 後日!!




それにしても イタリア ・・・・英国にないものばかり

美しい人々 人生を楽しむ姿勢 美味しい料理。





ヒースローに戻り ロンドンではかなり頑張っている晴天でしたが

晴れても 抜けるような天気でなく 

どこか影がありますから・・・・

太陽の輝きが違うんですよね。
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by ruchikald | 2008-05-03 22:47 |

From Russia with Love

ダンさんは 無事ロシアから帰国しました。

とにかく ハードワークだったみたいで

ボロボロに疲れきっております・・・・



内容について 引っ張るつもりはありませんが

詳しくは 明日以降 もしくは 駄目なら後日

ボチボチ更新しますので 気長に待っていて下さいね。

むやみに広い 赤の広場
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アイスクリームみたいな聖ヴァシーリー寺院の写真
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by ruchikald | 2008-05-01 00:03 |
日頃より 当ブログをご愛読下さいましてありがとうございます。

本日は 出張中のダンさんより メールが入りましたので

早速 お届けします・・・・・


野獣もドキドキ ”どんなレポートかしら?”
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 ”いやいや、今酔っ払って帰ってきた。

  今日は、クレムリンの中でボリショイバレエの「白鳥の湖」を見て、

  ロシア料理を堪能。ウォッカも飲みましたわい。

  さすがに夜行便で来たので、疲れましたわい。

  また詳細は帰ってから。”




     そんだけ~????
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by ruchikald | 2008-04-29 23:15 |
3月23日 (月) 相変わらずの雨模様


① ドォーモに先駆けて1246年に着工したサンタ・マリアノヴェッラ教会
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典型的なフィレンツェのケーキのように美しい大理石の装飾が施されています。

現在 前の広場は工事中でした。

教会は普通 見学料はかかりませんが この教会は美術館なみに

美術品が多いので 有料です。

賛否が問われるかもしれませんが 作品の状態を保つためならば

仕方ないと思いました。

マザッチョ作“三位一体” 

フィリッピーノ・リッピ”聖ヨヘネとピリポ”

ブルネッレスキ”十字架像”

そして目玉は中央礼拝堂のギルランダイオの”聖母マリア伝”

”洗礼者ヨハネ伝” 

群像でありながら 人物の配置が絶妙で 煩さを感じません。

高い位置に描かれているので 双眼鏡を持ってくれば良かったなあと思いました。





別の入口から 裏の回廊へ ここは教会とは別料金になります。
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”緑の回廊”というユニークな名前の由来は 壁面に描かれた

創世記のフレスコ画が緑色の顔料で描かれている為

光を通して 全体が緑っぽく見えるからで

天気が良いと特に 緑が強調されるようです。

”スペイン人の大礼拝堂”そして

ウッチェロ作”ノアの洪水”は 極端な遠近法が珍しい

劇画マンガのような作品です。
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② オンニッサンティ教会


ギルランダイオとボッティチェリの共作

”聖ヒエロニムス””聖アウグスティヌス”が目を引きます。

ボッテイチェリのお墓もありますが ひっそりとした教会。














アルノ河沿いをてくてく歩き 最後のメイン




多くのイタリアの文化人が眠る③サンタ・クローチェ教会へ
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ミケランジェロの墓
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マキャベリ、ガリレオ・ガリレイ

作曲家のロッシーニ、 ダンテの記念碑もあります。

気がつくと 誰かのお墓を踏んでいることもあり うっかりしてられませんが

それは外国の教会は 不謹慎ではありません。

           ”踏んでごめんなさい”
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こちらも有料化するほど多くの美術品を抱えた所で

特にジョットとジョット派によるフレスコ画”聖フランチェスコの死”は必見
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ドナテッロの”十字架像”は ブルネッレスキをして

”農夫のキリスト”と酷評されたそうですが 非常に人間的で力強いです。



ところでこの教会は1966年 アルノ河の氾濫で

美術品が浸水し何点もダメージを受けたそう。

なかでもチマーブエの”十字架像”は 修復後も痛々しいですが

破損しても尚 後世にその姿をさらしている作品から

復興にかける人々の 信仰の深さを感じます。
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私を含め 日本人のフィレンツェ旅行は 

単なる美術品を鑑賞する物見遊山ですが

信仰心の篤い人々にとって 全く別の感慨を抱くのだろうと思いました。

ドォーモ広場にて イースターを祝う行事が行われていました。
イースター神輿?
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丁度イースター期間だったので 

小さな教会では一心に祈りを捧げる人々の姿を目にして

とても厳粛な気持ちになりました。

祈る姿は 土足で踏み込んではいけない神聖さに満ちています。

どの宗教も 信者にとっては自分と同様に大切な思いに満ちているゆえに

他宗教と争いも起きるのですが・・・

④ ミケランジェロゆかりの家

ここはミケランジェロが実際に住んでいた家ではありません。

わざわざ訪れるには ちょっと どうかな~?というのが正直な印象です。




さてさて 以上で観光は終了です。

どうも 長々と紀行文にお付き合いくださいましてありがとうございました。

今後フィレンツェ旅行をされる際の ご参考にしていただけば幸いです。

尚 あえて開館時間や休館日の情報は載せなかったのは

ガイドブック情報が かならずしも正しいわけでなく

状況によってまちまちだったため あえて割愛させていただきました。

実際 私たちも休みだと思って とりあえず出かけたら開いていたり

要予約でも 入れたりと幸運に恵まれたのですが

その逆もあると思います。

予定を立てる時は 柔軟に対応し 余裕を持たれることをお勧めします。
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by ruchikald | 2008-03-27 21:03 |
  もういい加減 書くのをあきらめたい・・・・それが本音ですが

すでに 細かい部分を忘れつつあるので もう少しお付き合いください。

今日は さくっとアップしますから。



3月22日 (日) 曇り空

午前8時15分 予約の①アカデミア美術館へ

ミケランジェロの ”ダビデ”のオリジナル彫刻の素晴らしさは

言葉を超えたものがあります。
(写真は シニョリーア広場の複製品)
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未完成に終わった”奴隷像”4体

ミケランジェロが未完成作が多いのは 

若い頃に作り上げたこのダヴィデ像を超えられないからでは?と 思いました。

凡人は他人との闘いに苦しみますが

天才は過去の自分が 敵なのかもしれません。

② 14世紀に創建したサン・マルコ修道院
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フラ(ベアート)・アンジェリコのフレスコ画”受胎告知”で有名

各僧房に描かれたフレスコ画が静謐な空気を演出します。

特に秀逸なのは 回廊に面した部屋に描かれた”キリスト磔刑図”

生々しい程の 現実味を帯びた迫力のある大作です。

ギルランダイオの”最後の晩餐”も 美しい。

③ バルジェッロ美術館
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13世紀半ばに建てられた いかめしい行政長官の建物

開館時間が8時15分~13時50分なので ご注意ください。

ドナテッロ作の”ダヴィデ”像は 修復中の様子で展示。
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なかなか見れない姿で拝見しました。

ドナテッロは  非常に妖しい作風の彫刻家で 

我々二人の間で何故これほど 官能的なのか話題になりました。

他にミケランジェロの”聖母子” ”バッカス” ”ブルータス”なども展示

④ アルノ河を渡り ピッティ宮殿・宮殿内のパラティーナ美術館・ボーボリ庭園へ

すでにお昼をまわっていたので 入り口前には長蛇の列
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しかもますます 雨足は激しくなってきました。

30分ならび さらにセキュリティーチェック 

どの美術館もそうですが セキュリティーのモニターが一台しかなかったり

スタッフが少ないので とにかく時間がかかります。 

効率化というものを置き忘れたようなシステムに イライラが募りましたが

じっと我慢 我慢。

ピッティー宮殿は 15世紀後半にルーカ・ピッティが建てさせた私邸

後に コジモ1世妃が買い取った後 歴代のトスカーナ大公が住む宮殿として

使用されました。

外観は石造りで 華麗な宮殿とは言えませんが 内装は非常に豪華。

後にナポオンの実妹が トスカーナ大公妃として輿入れしたので

ナポレオン滞在用の 浴室もあります。

宮殿内にある パラティーナ美術館は 

歴代トスカーナ大公のプライベート・コレクションで 

誰もが一度は目にしたことがあるテツィアーノやラファエロの名品が揃っていますが

あまりにも無造作に展示されているので ちょっともったいない感じ。





雨が降っていましたが ボーボリ庭園へ
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ネプチューンの噴水
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ユーモラスな バッカスの噴水
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ブオンタレンティのグロッタ(人造の洞窟)など 趣の違う物をみて 一休み。
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ルネッサンスの力の入った絵画や彫刻に食傷気味だったので

良い息抜きになりました。

天気が良かったら さぞ気持ち良いでしょうね~



  ガイドブックによるとイースター中は閉まっている予定の

⑤サン・スピリト美術館へ

ミケランジェロ作の珍しい”キリストの磔刑像”は 

奥まったの別室の礼拝堂に展示されています。

従来のミケランジェロの力の入った筋肉美とは違った 

痛々しいまでに内省的な作品



連日の観光で疲れもピークに達しているので 

さすがにぐったり

この日は早めに切り上げて

食事時間まで ホテルで休んでいました。






 
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by ruchikald | 2008-03-27 20:34 |
今日の記事も しつこく長いです。 

どうか ご覚悟くださいませ・・・



  

3月22日(土) 雨もあがり さわやかな天気

AM 8:15に 予約していた①メディチ家礼拝堂へ


サンロレンツォ教会に接続している礼拝堂の入口は 裏口のようにひっそりとしています。

階段をあがるとすぐに ”君主の礼拝堂”がお目見え

壁や床は 大理石や貴石で美しく象嵌されています。

さらに奥へ行くと ミケランジェロが設計した”新聖具室”に突き当たります。

非常に小さく 無駄な装飾がいっさいない簡素な作りなので

おのずと神聖な気持になります。

ミケランジェロ作のロレンツォ・デ・メディチの墓碑には 

(左)”夕暮れ”  (右)”曙”二体の大理石彫刻が設置されています。
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ジュリアーノ・デ・メディチの墓碑には 左”昼”と  右”夜”
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②サンロレンツォ教会

ブルネッレスキの設計で ルネッサンス最初期の建築ですが

正面は未完成のままで 簡素な印象
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フィリッポ・リッピの”受胎告知”や ドナテッロの説教台があります





さてさて せっかく天気に恵まれたので 

思い切って③ジョットの鐘楼を上がってみました。
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ドォーモ
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空から見たフィレンツェの街
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頂上まで階段で85m 

まだ混雑していなかったので すんなりと登れましたが

途中とても狭くなっていてすれ違いできないところもあり

降りる頃には 段々混み 内部は大混雑の予感。

もし 頂上まで上がる場合は 朝お早めに!

④ ドゥーモ付属博物館

ミケランジェロの”ピエタ”
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キリストの足の部分が失敗したため未完成作ですが

腹部の写実的な表現には驚きます。

ドナテッロとL・デッラ・ルッビア共作の”聖歌隊”は 

楽器をならす子供の姿がとても緻密

⑤ ダンテの家
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1900年に再建したもの う~ん ここは正直 省いてもよかったかもしれません。





この時点で まだ11時過ぎだったので アルノ河にかかる

⑥ポンテ・ベッキオを渡り 河の対岸へ

橋にぶら下がるように 連なっているのは宝飾店
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要予約との事前情報でしたが 駄目もとで訪れた

⑦ サンタ・マリア・デル・ カルミネ教会
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マゾリーノ、 マザッチョ、 フィリッピーノ・リッピの共作のフレスコ画が有名です。

特にマザッチョが描いたフレスコ画は ルネッサンス絵画の曙と称されるそうですが

今見ると ドラマチックというより シンプルで現代的な表現。

原罪(マゾリーノ)
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アダムとイブの楽園追放(マザッチョ)
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エルサレムで説教するペテロ(マゾリーノ)
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洗礼を施すペテロ(上) 施しをするペテロ(下 ともにマザッチョ)
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当時板絵に描かれたゴシック絵画の不自然な固さに慣れた人々の目には

とても衝撃的だったのでしょう。






⑧今回の目玉 ラ・スペーコラ ( フィレンツェ大学付属動物学博物館)

ピッテイ宮殿の並びにある 小さな入口
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解剖した人体を 蝋で緻密に再現した標本が有名です。

学術目的ですが とてもリアルなのでかなりグロテスク 

途中 気持ち悪くなる人がいるかも・・・

展示方法も 正直 ちょっと疑問に思いましたが

人間の体の神秘さに思いをはせる貴重な体験ができます。

写真は厳禁

⑨ またまた アルノ河を渡り シニョリーア広場に接する

ベッキオ宮へ
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13世紀につくられた まるで牢獄のような外観の石造りの宮殿

中庭は美しい天井画
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1530年まで フィレンツェ共和国の政庁でした。

中庭にはヴェロッキオの”イルカを抱くキューピッド”の噴水
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2階には 市民会議が開かれた 500人広間
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ミケランジェロ作 ”勝利”
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⑩ 15:30予約していたウッフィツィ美術館

ここは相変わらず 入管まで大混雑なので

事前に予約しておきましたが予約したチケットを発券するためにも 

列に並ばなければ なりません。

もし 予約なしで入館すると大変な目に合いそう。

結局セキュリティー・チェックを通り(水は持参不可)

予定より30分遅れで やっと見学できました。



この美術館の素晴らしさは どれも筆舌尽くしがたいのですが

ピエロ・デラ・フランチェスカの”ウルビーノ公夫妻の肖像”

ダビンチ”受胎告知”と”マギの礼拝”

そして曰くつきの ダビンチの師匠 ヴェロッキオ作の”キリストの洗礼” 

ダビンチが向って左の天使 右の洗礼者ヨハネはボッティチェリが描いたもの。

そして 誰もがお目当ての ボッテイチェリの”春” ”ヴィーナスの誕生”

”柘榴の聖母”  師匠フィリッポ・リッピの優美な線を踏襲しながら

さらに透明感を追及し 神秘的な美を完成させた絵画にしばし呆然


そして 46~50室は展示替えされて 2階に移動しています。

カラヴァッジオの”バッカス”や”メドゥーサの首”もお見逃しなく!

ここでしか見ることができない 最高水準の絵画を前に

頭と目では もっと見たいのに

足が拒絶反応で 途中で歩くことができなくなり・・・

少しずつ休みながら 鑑賞していました。

いや もう 幸せなんだけど 苦しかった!

二人ともボロボロになりながら 芸術に浸りきっていました。

これで 本日の予定は終了 お疲れ様
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by ruchikald | 2008-03-26 21:10 |

さてさて 旅行の記録をぼちぼちとアップしていきます。

かなり長文になりますので どうかご容赦くださいませ。

3月21日 (金) 

AM3時半 起床
      
4時20分 自宅を後にする

4時55分の  空港までのヒースローコネクトに乗車
     
5時10分には ヒースロー空港に到着

すでにチェックインカウンターは早朝便の乗客で大混雑

6時50分発 ローマ行きのアリタリア航空でしたが
      
座席に付いて 当然のようにフライトは1時間遅れ 8時前に出発

11時20分にローマ到着

13時20分 ローマ発      

14時30分 フィレンツェ着 タクシーでホテルへ

(ロンドン 、 ヨーロッパで時差1時間)


ホテルは ウッフィッツィ美術館から 徒歩30秒のHotel degli Orafi

日本語のサイトもあります
Hotel degli Orafi - Official Site. hotel florence - 4 star hotel florence - hotel florence italy - florence hotels

住所 Lungarno Archibusieri 4 Firence, 50121
 
もともと古くからの修道院を改装したアルノ川沿いにあるこじんまりとしたホテル。
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どの観光エリアからも 便利なロケーションで 

部屋は現代風にリノベーションされ清潔。

サービスも行き届いて とても感じが良かったです。



ホテルに荷物を置いて 早速 活動開始

あいにく 雨は降っていますが そんなことは一向に構いません! 

まず 街の中心に向かって①シニョーリア広場を通ります。

ミケランジェロ作 ”ダヴィデ” これはレプリカ 本物はアカデミア美術館にあります
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アンマナーティ作 ”ネプチユーンの噴水”
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ドナテッロ作 ”ユーディットとホロフェルネス”
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チェッリーニ作 ”メドゥーサの首をもつ ペルセウス”
正面から 横から見ても構図が決まっています。
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ジャンボローニャ作 ”サビニ女の略奪”
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この広場は いわば街の脊椎みたいなもので 一日に何度も通ることになります。

そして まずフィレンツェについたら 街のおへそというべき②ドォーモ広場

サンタ・マリア デル・フィオーレ教会・鐘楼・洗礼堂は 

いずれも白・緑・ピンクの白大理石で彩られ

お互いが呼応しあい フィレンツェ建築物の三位一体というべき象徴的な建物群です。

主要な建築物が一堂に集まった広場を目にし フィレンツェ詣りに来たという

実感がこみあげます。


サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会
正面
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13世紀に建設に着手

1436年に ブルネッレスキによってドームが完成 
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いわばフィレンツェの象徴的建物は 何度見ても心が躍ります。






ジョットの鐘楼
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1334年 ジョットとピサーノによって着手 1359年に完成




バティステロ・サン・ジョバンニ洗礼堂 はフィレンツェで最も古く(11世紀~12世紀)

8角形が特徴的な建物。

教会内部の ヴィザンチン様式のモザイク
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洗礼堂の南北と東にはブロンズのレリーフ扉があり

中でも コンクールによって勝ち抜いたギベルティの”キリストの生涯”は

固い線ながらも 非常に緻密に装飾が施されています。






③メディチ・リッカルディ宮

こちらは15世紀に コジモ・ディ・メディチの依頼でミケロッツィが設計

16世紀にミケランジェロが手直し その後 リッカルディ家が所有した建物。
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ベノッツォ・ゴッツォーリのフレスコ画”ベツレヘムへ向かう三王の旅”は 

メディチ家の歴代家長の肖像画が描かれています。

狭い室内に 所狭しと描かれた人物達の旅の様子が非常に豪華で

メディチ家の栄華が伺えます。





さて 雨脚がかなりひどくなってきましたが ここでもうひと頑張り

さらに 歩くこと10分ほどのサン・ロレンツォ地区へ

この地区は庶民の信仰の場というイメージ

④サンテイッシマ・アンヌンツィアータ教会は 入口すぐに

庶民がお札を回廊に貼っていた”誓いの回廊”があり  

その上にポントルモなどのフレスコ画が見られます。

広場の向かいにある ⑤ 捨て児養育院美術館

ドォーモも手がけた ブルネッレスキが設計した 初期ルネッサンスの建物

正面柱の上部に飾られた アンドレア・デッラ ルッビオの赤ん坊のメダインが

目を引きます。 

まるで昔CMで話題になった ”ダンシング ベイビー”みたい。
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捨て子を置くための 回転扉が現在も残っています。
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ここは 以前訪れた時と展示場所が変わっていて

なかなか美術館にたどり着けなかったのですが ボッティチェリの初期の作品である

”聖母子と天使”や ギルランダイオの”マギの礼拝”など 名品揃いなので

執念で訪れました! 


ここで初日の観光は時間切れ

午後から活動した割に 予定以上にスケジュールをこなし 順調な滑り出しです。

20時より テアトロ・コムナーレにて ベルディの”レクイエム”を聞きに行きました。

本場イタリアで聞く ベルディはやはり 耳に迫ってくるようで

先ほど見た シニョーリア広場の 大理石の彫刻群が

脳裏に浮かんでは消えてくような迫力を感じました。


        
     
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by ruchikald | 2008-03-25 20:15 |