2009年9月 日本に帰って来たruchika  3年半ぶりの日本に戸惑いながら しばらく英国の記事をアップしていきます。


by ruchikald

寸止めな週末

 26日の土曜日は 今年に入って最も初夏らしい天気
最高気温 20度以上まで上昇し さわやかな一日になりました。
そうなりますと 皆さん 穴倉から出た熊のように
大きな体を のしのしと揺らせつつ 往来を歩きまわります。

 いきなり タンクトップや 短パンになって
太陽を思い切り浴びようとする人々 続出!
天気の悪い中で 鬱々としていたようで
良い天気になると それまでの分を取り返そうとするかのように
活発に活動開始!


みんな 考えることは同じ
朝起きて テラスでコーヒーをいただきつつ
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当然 我が家も 
” よし こんなにいい天気だから 
  ドライブでもいくかあ”と 出かけることに


しかし この日 なんだかケチがついて なかなか思い通りに事が運びません。
まず前回 観覧できなかった チズウィック ハウス(イタリア風庭園)に

ううう~ん 青い空に 白い建物が映えて美しい!

が なんと 土曜日はClosed

ならば このまま 世界遺産のキューガーデン(Kew Garden)まで足を延ばすかと
向かうけれど まだナビがないので
散々 迷って 辿りつく前にエネルギー切れ。


とりあえず ちょっと雰囲気の良さそうなイタリアンでランチ。
天気がいいので テラスの席を選びました。
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アルデンテとは程遠い ゆで具合ですが 味は可もなく不可もなく
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それから いよいよKew Gardenへ
しかし 入口は入場券を買う人達で すでに列が出来ていました・・・・・



途端にやる気がでなくなり (列に並ぶのが 大の苦手なので)
そのまま ふらふらと近くの芝生の上で休憩して
楽しげにクリケットに興じている人たちを 眺めておりました。
クリケット って野球のように投手が球を投げて
それをバットで打つだけで 塁に出ません。
なんか不完全燃焼なスポーツ

でもピッチャーの投げるそぶりが可笑しいんです。
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外野の距離から助走をつけて球を投げるのですが
毎回 走って投げてと かなり運動量が多い割に
球のスピードが出ません。
なんとも 効率の悪いスポーツ
英国人に言わせれば ”野球は クリケットのなりそこない”らしいのですが
客観的に”野球はクリケットが進化したもの”と 言えますわ。

で ”変なスポーツだよねえ 大真面目にやっているところが 
   英国人って 変”
と 日本語が分からないのをいいことに 散々言いちらし
ピッチャーの無駄走りを ゲラゲラ笑いつつ
そのうち 厭きて
 (そもそも 思いつきでKew Gardenに来て入場できず 
クリケットのルールもわからずそんなに面白くないのに
珍しさで 素人チームのゲームを観戦し 無理やり可笑しがって
はしゃいでみたことに 飽きた・・・・という表現が正しいのですが)
なんとなく 盛り下がってきた気分をお互い悟られないように

    ”じゃあ まあ 河岸を変えますか”と また別の目的地へ

      本日の一番のイベント
それは なんとあのグスタフ・クリムトのデッサン画を買いに行くこと。
以前 たまたま覗いたアンティーク ショップで見かけ
ダンさんが興奮気味に
”サインはないけれど これは絶対にクリムトの真筆だ。
 ねねね? 本物だよね ねねね?
 もう 絶対 買う買う買う!!”と
ず~っと ずっと 煩く言い続けておりました。
 
 ”サインがないのに 本物かどうか知らんわい    もう 何度もしつこいねん
と 心の中で思いつつ
”そうかなあ  そうだとしても よ~く考えようねえ”と 曖昧に頷く程度に
 だって衝動買いするには 勇気のいる値段だったので

度重なる家族会議(家での週末のワインの会・・・というか飲んだくれの夜)結果
購入することに ルチカ家の決議が固まったのでした。

で 再度 作品をみると
あの有名な”アデーレ・ブロッフォ・バウアー肖像”
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”ベートーベン・フリーズ”のデッサン
・・・・・ というか走り書き 
うん 確かにクリムトらしい筆遣い
しかし 説明によると1930年代のクリムトのリトグラフらしい。
うううう これやっぱり変 というのもクリムトは20年代に他界しているので
30年代の作ならば 本人作ではありません。
フタッフに確認したところ クリムトのデッサンを誰かがリトグラフにしたもの。 
シリアルナンバーもなく 保証書もなし
つまり美術的価値全く ないと 判断
まあ その時のダンさんの落胆ぶりといったら 傍目にも気の毒な程

”なんだかなあ 今日は計画したことが
 ことごとく不発に終わるよなあ~”と ぽつり
       まあ そんな日もあるさ

しかし 天気がいいだけで 人は妙にハイテンションになるもの
一喜一憂せずに  ローテンションぐらいで
生活するのがいいみたいですね ロンドンは
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by ruchikald | 2008-04-27 12:30 | 生活